いろんな人と話をして毎度レレレと思っているのだが、どうもヘンテコな方向へ議論が行ったまま、ヘンテコなところに話が収束しそうなストリートビューの話。
この問題は「イノベーション」対「プライバシー」という軸で語られるわけだが、あんなものは技術革新でも何でもないし、公共空間の映像をプライバシーを理由に保護するのはナンセンスで、どっちの言い分にも無理があるよ。
私がひっかかるのは、ストリートビューはGoogleの付加価値を高めるために、本来は誰のものでもない公共空間の映像を利用しているところ。映像の権利はあくまでもGoogleが持っているわけだ。
南極大陸にやってきて「誰も権利を持ってないココの資源使って金儲けするアル」のようなことをしているように思えなくもない。
というのはやはり例えとしておかしいんだが、これが私企業の撮影したデータではなく、個人個人が様々な目的でバラバラに撮影した映像を、位置と時間でステッチする技術であれば話は別です。
これで可能になるのはツール・ド・フランスの沿道中継のようなもので、沿道で撮影された映像を座標と時間でプロットして集団の速度で視点を移動させれば中継映像として再現できる。他にいくらでも応用は利くでしょう。
地球上には無数のカメラが散在しているから、それを利用して映像資源を構築しようという話で、それはそれでまた別の問題が起きそうなのだが、起きるとすればもっとアナーキーな状態になるので、私はそれが楽しみだったりします。


