Zwiftを始めた

 北海道に帰ってきて太り、コロナで太り、減量要素の一切ない生活のおかげで大変なことになってきた。着るものがなくなっても買えばいいが、そろそろ軽いカーボンバイクの重量制限に引っかかる。これはヤバい。乗れる自転車がなければ買えない。買えないのが何よりつらい。

 そこで一念発起して、引越しのために分解したままだったロードレーサーを組み立て、Zwiftを始めることにした。今年は一念発起することが多い。いちいち一念発起でもしないと腰が重くて動かないのだ、物理的にも。

 一応は室内サイクリングアプリということになっているが、人によって見方はいろいろあるはず。トレーニングツールでもあり、レーシングゲームでもあり、その観戦用アプリでもある。こないだフランク・シュレクにフォローされて嬉しかったりしたから、SNSでもある。

 ローラー台のような屋内トレーナーは忍耐力の試される苦行だったが、Zwiftをにはそれを一切感じない。このために買ったGrowtacのハイブリッドトレーナーの出来がすごくいいのもあるが、サイクリスト向けのネットサービスとしてツボを押さえた作りに感心するし、用意された世界に積極的に没入することさえできる。

 スマートトレーナーの需要増で経営を持ち直したメーカーもあるそうだし、インドアサイクリング専用のウェアやシューズなんてものも売られているから、もう自転車趣味の一角を占めるジャンルになっているのだろう。

 最近はマウンテンバイクとロードレーサーの中間のようなグラベルロードというタイプの自転車が人気らしいが、あれは室内でトレーニングしている人が、どうせ実世界を走るならサイクリングロード以外も走りたいというので買っているのではないか。なんて他人事のように説明しながら私はグラベルロードを買おうとしている。

 私の自転車操業は続く。

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