PEVO Interview 4 / ゾイドコープ

―― “ゾイドコープ”についてお伺いしたいと思います。映画に似たPEVO星の娯楽と聞いていますが、地球ではヴォルキス・プロラデュークがアメリカ人役で出演していることで知られています。まず、地球人の彼が役者として抜擢されたのは何故でしょう?

1号 『アグナミスト√77』のことですね。それは“タイムスコープ報告(#)”に基づいたスポットの司令です。ゾイドコープは娯楽というより教育に近いものなんです。

# PEVO語辞典には「同化を目的に、その生命体を時間レベルで解体し、観察すること」とある。つまりヴォルキス・プロラデュークのデータを収集し、それをもとにスポットがゾイドコープの役者として彼が最適だと判断したのだろう

―― そのゾイドコープというものを是非観てみたいんですが。

1号 三次元の立体映像ですが、地球のそれとはまったく仕組みが違い、残念ながら地球上でお見せする手段はないんです。光は電磁波の一種ですが、今のところゾイドコープが使う帯域を地球上で上手く合成できないからです。

4号 1stアルバムの最後に『アグナミスト√77』のサウンドトラックが収められているので、それでテラヴスのみなさんは我慢してください。

―― 地球には『不思議惑星キン・ザ・ザ』という映画があるんですが、先日のライブでヴォルキス・プロラデュークが入っていた“ツヴァルクベセル”と呼ばれる小さな檻にそっくりなものが登場します。この映画はご覧になりましたか?

ヴォルキス・プロラデュークの入っていたツヴァルクベセルは、2012年10月8日の高円寺HIGHで目撃された。目撃者によればこのような形をしていたという(イメージ図提供:淡二さん)
ヴォルキス・プロラデュークの入っていたツヴァルクベセルは、2012年10月8日の高円寺HIGHで目撃された。目撃者によればこのような形をしていたという(イメージ図提供:淡二さん)

1号 ええ。ただしキン・ザ・ザを知ったのは、1stを出して地球で演奏活動を始めてしばらくたってからです。

―― そうなんですか。ではツヴァルクベセルとは何なのでしょう?

1号 ツヴァルクベセルは、PEVO星で流行しているテラヴスファッションなんですね。というのは、PEVO人から見ると、テラヴスは皆ツヴァルクベセルを付けているように見える。それをPEVO人が真似したんです。

4号 だから、あの映画(キン・ザ・ザ)には、過去に地球に訪れ、テラヴスに同化したPEVO人が関係していると睨んでいるんです。テラヴスには自分がツヴァルクベセルに入っている姿は見えないので。

実は地球上のホームセンターでは、ツヴァルクベセルに極めて良く似たものが売られている。これは一体何を意味するのだろうか?(撮影: あきのあかげさん)
実は地球上のホームセンターでは、ツヴァルクベセルに極めて良く似たものが売られている。これは一体何を意味するのだろうか?(写真提供: あきのあかげさん)

―― ええと、いま重要なお話がありましたが、PEVO人は地球人に同化するんですか?

1号 はい。ある程度地球にいると、徐々にPEVO星からのコントロールが切れてきて、PEVO人としての記憶が薄くなっていくのです。だから地球上には、かつてPEVO人だったテラヴスがいるはずです。

―― 今日は1号と4号に来ていただいています。2号はライブで拝見しましたが、ほかのPEVO人は?

1号 PEVO星に帰化したテラヴスのDJセイジも含めて、全部で6人います。3号はアニメを描いていて、5号はちゃんとした勤め人です。もともと3号が我々のボーカルなんですけど、ライブをやりたがらないんですよ。今回の再発盤に入っている1曲目は3号が歌っているんですが、ライブはナシという約束でやってもらいました。

―― 3号は何だかけしからんですね。スポットからお仕置きとかないんですか?

4号 地球にはスポットがないもので。それで仕方なく、ライブは残りのPEVO人で勝手にやろうという、そういう状況なんです。