PEVO Interview 3 / スポット

By in music on 2012/12/18

―― PEVOの話によく出てくる、そのスポットというのは何ですか?

1号 唯一の神でもあり、我々の世界の頂点にある物体です。PEVO星人もその中から一人づつ出てくるんです。

―― それはPEVO人の生殖活動みたいなことですか?

4号 はい。フォルメくと自分の体内から“チップル”というのが出てくるんですよ。これくらいの。

―― チップルというのは?

1号 1辺が3センチほどの立方体ですね。それをフォルめいた相手に渡すんですが、相手がそれを受け入れた場合、そのチップルを食べるわけです。

―― それはどんな味がするんですか?

1号 味はほとんどないんですが、強いて言えば甘酸っぱいですね。

4号 地球で言うところの青春の味です。

1号 で、食べるとその瞬間にスポットから新しいPEVO星人が発生するんですよ。受け取りを拒否されたチップルは、専用サイトに送られ、“コンペリタンチップル”になります。これは“高速グロップシステムマシーン(#)”の中核となる半生命体です。

# 「グロップ」は地球で言うところの計算機のようなものらしい

―― ではコンペリタンチップルというのは、地球で研究されているDNAコンピュータのようなものでしょうか?

1号 それに近いものかも知れませんね。

4号 ただチップルを生成しても、チップルを渡した時点でその記憶が消えるので、覚えてないんです。誰にフォルメいたかも。

―― 地球人のように失恋の痛みは感じないわけですね。じゃあ、チップルを生成したPEVO人と、それを食べたPEVO人の遺伝形質はどうなるんですか?

1号 チップルが“マップル”となって、その中の情報がスポットに伝わる仕組みになっています。

―― ではそのマップルを生成するに及んだ2人に、新たなPEVO人を生んだという実感は?

1号 PEVO人がスポットから発生したことは分かりますが、個体認識はできません。それにスポットからPEVO人が発生した時点で、チップルを渡したことや、それを食べてマップルになった記憶も消えます。

―― じゃあ、PEVO人には地球上で言うところの親子の関係はないわけですね。

1号 そういう事になりますね。

―― そういうスポットのある世界のほうが、みなさんにとっては暮らしやすいですか?

1号 もちろんです。地球上にスポットが存在しないのは不思議でなりません。

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